体を動かす際にバランスをとったり、力の調整をしてくれる働きを持つ感覚として「固有覚」と「前庭覚」という2つの感覚があるようですが、このそれぞれがうまく作用していなかったり、偏りが見られるという場合、大きく2タイプに分けることが出来るようです。1つ目は「鈍感」であり、このタイプはインプットがうまく行われないタイプとも言えるでしょう。2つ目は、反対に「敏感」といえ、必要でもない情報をしっかりと受けとり過ぎてしまうタイプと言えるでしょう。鈍感であれば、もっと情報を受け取れるようになりたいと求めるでしょうし、敏感であれば、もうインプットしたくないという行動に出るのが正常なのではないでしょうか。つまり、発達障害などのお子さんの支援などをする際に、この2つの感覚を見極めることから始めると、早く理解を深めていけると言えるのかもしれません。例えば、鈍感なタイプは、この2つの感覚が不足している状態にあると言え、こういう状態を補いたいと思うことから、せわしなく動き回ったり、走り回ったりというような「落ち着きのない行動」がよく見られるでしょう。このタイプのお子さんには、室内であっても、存分に体を動かして感覚を強めていけるような遊びをしていくと良いでしょう。反対に、上記2つの感覚が偏って働き過ぎている状態のお子さんの場合、出来るだけ動きをなくし、ゴロゴロしているというような「おとなしい」行動が見られるでしょう。こういったお子さんの場合、無理に刺激することは避け、その子が安心出来るような遊びを考えることが望ましいでしょう。見方によっては「ゴロゴロする」事も遊びの一つとも言えるため、心配し過ぎて無理に刺激を与えることのないようにすることが重要と言えるでしょう。無理に「慣れる」ということもストレスになるため、場合によっては「避ける」という選択も大切でしょう。