発達障害と支援の輪は、社会性そのものを表わしているのではないかと考えています。人々は皆、理解者がいる事で、居場所をみつけ、家族や社会の輪の中で生活していきます。障害が「有る」「無い」は、人間のほんの一部分です。誰であっても、「長所」「短所」はあるもので、お互いを認め合う時は、おおよその場合、「長所」を受け入れる事でお互いにスムーズな交流が生まれるものです。発達障害に限らず、障害を受け入れる事は、簡単な事ではありません。私達は、何から何まで同じプログラム、同じ部品で作られたロボットや人形ではありません。違いや異なりを認め合う事が、何よりも人間の重要な営みであるのかもしれません。自分と違う考えや、異なる特性をもつ人々を認める事は、時として困難な事かもしれませんが、マジョリティ的な安心感を基に居心地の良い社会を作るのではなく、異なりを尊重できるような柔和な世の中が生み出す文化や歴史を、今後見てみたいという好奇心があります。困っている人々に手を差し伸べる事は、自分への気付きでもあります。人間の成長や発達の中で、育まれる、周囲の人々からの愛情や見守りが、見えない自分の力となって支えていてくれる事を感謝しつつ、自身からも助けが必要な人々に手を差し伸べる勇気を持ちたいものです。発達障害は、脳に障害がある事で、周囲の人からは浮いて見えたり、地球上にはいない宇宙人などと表現される事があります。そんな彼らの存在を、「笑顔」に変える力が発達障害を支える支援の輪だと考えています。私たちは生まれてからの幼少期、青年期、思春期、成人期と、人々に認められ、愛されているという安心感の元に、成長し発達を繰り返していきます。その土台となるものは、人間の成長や発育、発達との関係に、重要な意味をもたらしています。これからも発達障害が「有る」「無い」に限らず、周囲の人々と笑顔になる日々を目標に、その先に人と人の輪をつくっていきたいです。

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